育児・介護休業法改正への対応
令和7(2025)年4月1日から段階的に施行された改正により、子の看護休暇は「子の看護等休暇」とされ、対象となる子の範囲や取得事由が拡大されました。また、所定外労働の制限(残業免除)の対象拡大、介護離職防止のための雇用環境整備、個別周知・意向確認、3歳以上小学校就学前の子を養育する労働者に関する柔軟な働き方を実現するための措置などが問題となります。
労働者の正当な権利を守り、企業の健全な労務環境構築をサポートします。
【労働者の方】
【使用者・企業の方】
労働問題は、感情的な対立も絡み、当事者同士での解決が難しいケースが多くあります。労働法規の専門家である弁護士が介入することで、法に基づいた冷静な交渉と、適切な解決を目指すことができます。
労働基準法などの法律や判例に基づき、あなたの主張の正当性を論理的に構成し、相手方と交渉します。これにより、有利な条件での解決が期待できます。
未払い残業代の計算や、不当解雇の証拠収集など、法的手続きに必要な準備を的確に行い、請求すべき権利を最大限主張します。
相手方との交渉窓口をすべて弁護士が担うため、直接やり取りをする精神的なストレスから解放され、解決に専念できます。
育児・介護休業、ハラスメント対策、高年齢者雇用、安全衛生体制など、近時の法改正を踏まえて、就業規則、雇用契約書、社内規程、相談体制の整備をサポートします。
労働/労務分野では、近年、育児・介護と仕事の両立支援、ハラスメント対策、高年齢者雇用、安全衛生体制に関する改正が相次いでいます。労働者側では、制度利用を理由とする不利益取扱い、休業・休暇取得、ハラスメント被害への対応が問題となりやすく、使用者側では、就業規則・社内規程・相談窓口・安全衛生体制の見直しが重要になります。
令和7(2025)年4月1日から段階的に施行された改正により、子の看護休暇は「子の看護等休暇」とされ、対象となる子の範囲や取得事由が拡大されました。また、所定外労働の制限(残業免除)の対象拡大、介護離職防止のための雇用環境整備、個別周知・意向確認、3歳以上小学校就学前の子を養育する労働者に関する柔軟な働き方を実現するための措置などが問題となります。
令和7年の労働施策総合推進法等の改正により、カスタマーハラスメント対策や、求職者等へのセクシュアルハラスメント対策が義務化されます。従業員を守るための相談体制、対応方針、事実確認、再発防止策を整備するとともに、過度な要求や迷惑行為への対応方針を明確にしておくことが重要です。
高年齢者雇用確保措置については、継続雇用制度の対象者を労使協定で限定できる経過措置が令和7(2025)年3月31日に終了しました。令和7(2025)年4月1日以降は、定年制の廃止、65歳までの定年引上げ、希望者全員の65歳までの継続雇用制度の導入のいずれかを踏まえた就業規則・雇用契約の整備が必要になります。
令和7年に公布された労働安全衛生法及び作業環境測定法の改正では、個人事業者等に対する安全衛生対策、職場のメンタルヘルス対策、化学物質管理、高年齢労働者の労働災害防止などが見直されています。ストレスチェック、労働災害防止、業務委託・請負を含む作業現場の安全管理について、実態に即した対応が求められます。
労働者側では、雇用契約書、労働条件通知書、就業規則、給与明細、タイムカード、シフト表、業務日報、メール・チャット履歴、録音、ハラスメントに関する記録などを確認し、解雇、未払い残業代、ハラスメント、配置転換、不利益取扱いなどの法的問題点を整理します。
会社側では、雇用契約書、就業規則、賃金規程、勤怠記録、人事評価資料、懲戒・解雇に関する記録、相談窓口での対応記録などを確認し、事実関係、手続の適正性、社内規程との整合性、法改正への対応状況を点検します。
労働者側では、弁護士が代理人として、内容証明郵便の送付や協議を通じて、未払い賃金の支払、解雇の撤回、退職条件の調整、ハラスメントへの対応、配置転換の見直しなどを求めます。証拠と法的根拠に基づき、早期かつ現実的な解決を目指します。
会社側では、労働者側の主張内容を精査し、事実関係の調査、関係者へのヒアリング、法的リスクの評価、解決条件の検討を行います。必要に応じて、社内規程の見直し、再発防止策、相談体制の整備もあわせて検討します。
労働者側で交渉による解決が困難な場合には、労働審判、仮処分、民事訴訟などの法的手続きに移行します。労働審判は原則3回以内の期日で迅速な解決を目指す手続きであり、未払い賃金、不当解雇、退職条件、ハラスメント被害などの解決手段として利用されます。
会社側では、申立書や訴状の内容を踏まえ、答弁書・証拠の準備、関係者ヒアリング、社内資料の整理、和解方針の検討を行います。労働審判や訴訟では、事実関係だけでなく、就業規則の内容、手続の相当性、説明・指導・注意の経過などが重要になります。
労働者側では、和解、労働審判、判決などにより、未払い賃金の支払、解決金の支払、退職条件の確定、職場復帰、謝罪、再発防止策などの内容を確認します。合意内容が適切に履行されるよう、支払時期、守秘義務、清算条項なども慎重に確認します。
会社側では、解決内容に基づく支払・人事処理・社内対応を適切に行うとともに、同種紛争を防ぐため、就業規則、雇用契約書、労働時間管理、ハラスメント相談体制、育児・介護休業や高年齢者雇用などの制度運用を見直します。